-σ^2 / 2 の真実に迫る – その2
Mar 19, 2013
発生する金利の利率が乱数だったらどうなるか?さすがに何の仮定もないと話が進まないので、
という場合を論じましょう。
第回目の利払金利(年率)は、
—(4)
と与えられます(ここで は標準正規乱数)。
式(4)は年率なので、半期分、つまり年2回の利払いがある場合の各回の利率は、
と与えられます。一般に年回の利払いがある場合の各回の利率は、
となります。
単利の場合
となります。
ここで「正規乱数の和は正規乱数になる」という、もはや犬でも知っている事実から、 も正規乱数であることが分かります。
分布の特徴は以下の通り。
平均:
分散:
以上より、
という分布になることが判明しました。
金利が毎回変わったとしても、この式中に年間利払回数が含まれないので、連続極限でも同一の結果(分布)になることがすぐに分かります。
さて次は複利の場合ですが、、、これがチトややこしいので、その3に続く
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