-σ^2 / 2 の真実に迫る – その1
Mar 19, 2013
先ずは準備運動
元金が、利率を(年率)とした場合の単利と複利の場合それぞれで、 年後の元利合計を改めて考えてみましょう(何を今更、、、)。
単利の場合
年間に利払いが回あるとすると、1回あたりの利率はとなったうえで年後までには金利が回つくのでの元利合計は、
—(1)
うーん文句なし。まったくもってあたりまえだ。
複利の場合
上記と同様に利率はとなるので、
—(2)
となります。
次に上記の式でとしてみましょう。世にいう連続極限と呼ばれる操作です。 これは年間の利払い回数が無限大、つまり無限に短い期間に無限に小さい利率による利払いが発生し、それが無限に積み重なった場合を考えることです。
単利の場合
式(1)の中にNが含まれていないのでとしても結果は同じです。
複利の場合
式(2)でとするとどうなるか、結果だけ書きます(高校数学!)
—(3)
連続極限で指数関数になります。
と、まぁこんな話はどの金融の教科書にも最初のページに書いてあります。
さて上記のケースは全て金利が一定値という場合です。 そうではなく、金利が乱数だったらどうなるでしょうか。それが今回の記事で書きたいことです。
その2へ続く、、、
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